LIFT OUR VOICES and SING

GOSPEL CHOIR


 
10/12。3連休の最終日に新宿シャローム教会で行われたGary Hines のWSに参加してきました。
Garyと言えば、過去にグラミー賞・ステラ賞を受賞している、40年以上の活動暦を持つ「Sounds Of Blackness」のディレクター。

今回のWSは1部・GOSPEL/2部・SPIRITUAL と分かれていました。
残念ながら1部のみの参加でしたが、その様子を皆さんにお伝えしようと思います!
私事ですが。
2年前にも同じ場所でGaryのWSは行われました。
今でこそ、多少遠くても海外からアーティストが来日してWSを開催するとなれば、
「なんとしてでも行こう!」
と思えるようになりましたが、ゴスペルを歌い始めて間もないころの自分。
なかなか大規模なWSに参加する勇気が持てずにいました。

そんなときにGaryのWSが比較的近い新宿で、しかも1Dayでの開催と言うのを知り、ドキドキしながら会場に向かったことを鮮明に覚えています。
歌う技術も、ゴスペルに対する知識もあまりなく、その時は単純に
「すごい!!楽しい!!!」
と大興奮でした。
私の人生におけるゴスペルへの道を大きく左右した一時であった・・と言っても過言ではありません。

「このWSはミュージシャン達にとってのWSでもあるんだ!!」と。
キーボード、ドラム、ベースにその場でどんどん指示を出していくGary。
即興で出された指示に、その場その場で音を乗せていくミュージシャン。
それを目の当たりにした2年前の自分は、Garyに対してはもちろんのこと、畏敬の念でミュージシャン達を見つめていました。

そして今日、再会の時。
2年前と変わらずパワフルで熱いGaryが居ました!

はじめに図式を用いて、「黒人音楽」というものが元となって様々な音楽ジャンルが生まれたことを説明するGary。
そういった様々な音楽を知るのに、基本となる「黒人音楽」を学ぶのは大事なことだと教えてくれました。
彼が、黒人である、ということや、黒人音楽に大きな誇りを持っているのが伝わってきます。

ウォーミングアップの後、早速音取りに。

ここまで一回もキーボードに触れることなく、歌いだすGary。
その後もミュージシャンに指示を出すとき以外では、ほとんど鍵盤に触れることはありませんでした。
それでも一分の狂いもなく各パートの音を指導します。
絶対音感。言葉どおりです。

主催者の市岡裕子さんから
「GaryのWSは難しい!と言われているようだから、シンプルな曲にして!」と事前にお願いした・・とのお話が。
確かに短い曲で、構成や歌詞を覚える・・という点ではシンプルかもしれませんが、音はというと、そうはいきません。

参加者の中にテナーの下、ベースの方がいらっしゃいました。
その音はというと、本物の楽器のベースのように複雑に動く。動く。
Gary自身もベースだそうで、「こういうほうが楽しいでしょ」と、複雑な音取りをしているときの彼はとても楽しそうでした。

今回のWSでGaryが何回も口にした「grace note」。
装飾音符、こぶしのようなもの・・・と訳されていましたが、そこの部分を「KOKUJIN(黒人)spirit!!」と言ってとても大切にしていました。
確かに細かい音の動きと抑揚で難しい。
これらをうまく歌いこなせれば、一歩本場の歌声に近づけるのでしょうね。

事前のお知らせによると、毎年行なわれていた彼のWSも今回で一旦区切りをつける・・とのこと。
1部終了後、疲れなど全く感じさせずにサインや写真撮影に応じてくれるGary。
その時に、2年前にあなたのWSに参加できて、私のゴスペル人生変わりました!と伝えることができました。(通訳の方を介してですが・・・)

WSって本当に素晴らしいですね。
アーティストから直に指導を受けられることもそう。
即興で音楽を作り上げていく感覚もそう。
同じ目標を持った仲間と時間を共有できる・・ということも。

2年前と今の自分。
進歩はしていて欲しいと願うけれど、変わらず持ち続けていたい気持ちにも気づけた一日でした。
(文:おがわ まいこ)













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